なかなか決断しない男を思いどおりに動かすには
香月美夜子今年の１月１日は、
暦上ではとても吉日だったらしいですね。
その日に入籍する芸能人も複数いたようで。
その中でTBSの大物アナウンサーAさんの結婚は、
テレビ・ラジオで慣れ親しんでいる私には
いちばんインパクトがありました。
しかし、今年初めのラジオで
自身の結婚について話す内容を聞いたとき、
「え？」と思いました。
去年、健康上の不安が重なり、
結婚を決意した。
が、自分は人と暮らすのが苦手で一緒に住んでない、
そのことについて奥さんと揉めているというようなことを
おっしゃっていました。
ただ自分の健康や先行きが不安になり、
面倒見てくれる人を確保したかのように、
私には感じられたのでした。
なんかずるいなぁ、と。
もっと言えば図々しいなぁ、と。
男性はなかなか結婚を決めない生き物です。
本能的になるべく多くの女性と交わりたいので、
一人の女性に絞るのを先延ばしにする傾向にあるのですね。
女性は出産というリミットが
あるので早く結婚したいのに、
男性のほうはいつまでもハッキリしない、
なんていこともざらにあります。
とくにイケオジはこれまで普通にモテてきたから、
女性に対する飢餓感もないのだと思います。
なので、いい意味おっとりしている。
以前にも何度か書いたことがありますが、
知り合いのイケオジたちは40代、50代で
やっと結婚を決めていました。
相手や親から強烈に圧をかけられ、
ようやく重い腰を上げるという感じの人も。
40代にさしかかると容貌の劣化も始まり、
禿げたり太ったりして
モテなくなってしまう人もいます。
そして一人の女性とも交われなく
なるかもしれない将来に危機感を持ち、
慌てて結婚に乗り出すということも
あるかもしれません。
もちろん健康上の不安もあるでしょう。
自分が弱ってるときに看病してくれた彼女と
結婚を決意したという話はけっこう聞きます。
でも人と暮らすのが苦手だから
一緒に住まないって何よ。
病気のときだけ面倒見てもらおうという
魂胆なのでは思ってしまうのは、
ちょっと穿ちすぎでしょうか。
もし健康上に問題がなかったら、
ずっと結婚しなかったのかもしれません。
人間は変化を嫌う生き物。
潜在的に現状維持を続けようとします。
（恒常性＝ホメオスタシスと言います）
しかし、今のままでいるより
変わったほうがメリットがあると判断したとたん、
ホメオスタシスが崩れることもあるのです。
結婚はタイミングが命だとも思います。
私も、夫と結婚したのは、
タイミングよく夫が浮上してきたからです。
いま夫と結婚すると、
自分にとって都合のいいことが
複数あることに気づいてしまったんですね。
そこからの行動は、
めちゃくちゃ早かったです。
結婚するメリットを考えて決める人と、
結婚しないデメリットを考えて決める人がいて、
Aアナは後者だったのかもしれません。
逆に、なかなか結婚してくれない彼には、
弱みを突くとコロッと行くかも。
自分と結婚したら得られるいいことと、
結婚しないと損することを、
さり気なくプレゼンし続けると、
ある日、急に事が動くかもしれませんよ。
ということで、
なかなか決断しない男を
思いどおりに動かすには、
相手のホメオスタシスを揺さぶること。
自分と結婚したら得られるメリット、
しないと大きなデメリットがあると提示し、
この女を逃したら損だと強烈に思わせること。
どうやってそう思わせるかは、
あなたの才覚次第。
ご健闘をお祈りいたします☺
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