恋愛メンヘラ（恋煩い）の対処法
香月美夜子みなさまは、メンヘラっていう言葉を聞いたことはありますか？
メンヘラは「メンタルヘルス」（心の健康）から来ており、
世俗的には「心の病がある人、情緒不安定な人」
という意味で使われています。
なんだか嫌な言葉ですね。
恋愛中は心が不安定になる女性は多いです。
相手の一挙一動に、
飛び上がって喜んだり落ち込んだり。
ただ、それだけではメンヘラではないと思います。
まぁ恋愛の醍醐味といいますか、
それが普通なのではないでしょうか。
でもその反応が病的になってしまうと、
メンヘラ女子と呼ばれるものになってしまうかもしれません。
感情の起伏が過度に激しい、
あらぬ嫉妬妄想などが沸き起こる、
相手のこと以外が目に入らなくなる・・・
重度な恋煩い状態とでも言いましょうか。
私も恋煩いで、食事が喉を通らなかったことがあります。
何を食べても美味しくないのです。
恋をしているはずなのに、毎日が味気ないんですね。
それは、相手の愛が得られないから。
そんなときの自分の心は、相手に対して愛情を
「くれ！くれ！くれ！」と言っているわけですね。
いわゆる「クレクレ星人」です。
でも当時はそんな言葉はなかったので、
私は自分のことを
「愛情乞食」（放送禁止用語）だと認定していました。
相手の愛を求めさまよっている感じ。
タロットカードで言えばこんなカードです。
恋煩いによるメンヘラ状態を、
仮に恋愛メンヘラと呼ぶことにしましょう。
恋愛メンヘラ状態になると、
相手のことが好き
↓
愛されない
↓
メンタルが病む
↓
よけいに愛されない
↓
さらにメンタルが病む
という悪循環に陥ってしまうのだと思います。
その感じは、たぶん無意識下で相手にも伝わってしまい、
相手の心に重圧と、愛してあげられない罪悪感を
植え付けてしまうことにもなりかねません。
人は、自分に罪悪感を感じさせる相手のことを
疎んじるようになります。
ですのでよけい、相手の愛が得られなくなるんですね。
それに自分からは何も与えずただ欲しがってばかりの人が、
相手から何かをもらえるわけもなく・・・
きびしいですが、そんな簡単なことが、
恋に落ちるとわからなくなってしまうのです。
とても優秀な女性が恋に落ちたばかりに、
あまりにおバカな言動をするさまを、
私は数例見てきました。
むしろ、ふだんほどほどにおバカな女性の方が
恋愛上手だったりすることもあります。
余計なプライドがないからかもしれません。
いい意味で力が抜けてるんでしょうね。
そう、恋愛も力を抜くとうまくいったりするんです。
プライベートを充実させ、
相手に対する過度な感情を下げるといいのです。
まず相手を思う時間を減らす。
それには、なにか他に目標や楽しみを作る。
恋煩いする暇を少なくするということですね。
するといい具合に、メンタルの偏りが減っていきます。
私も昔、恋煩いをしていたとき、
これまで考えていたけどやって来なかったことに、
思い切って挑戦してみました。
恋煩い状態から抜け出したい一心で始めたのですが、
するとまぁまぁ、気持ちが分散されるのです。
目先にやるべきことができるので、
その対処に脳が使われるからですね。
少しでも生産性があることがいいので、
何か資格を取る、興味のあることを習ってみる
なども有効かと思います。
試験や発表会などがあると、
嫌でもそちらに脳のリソースがとられるので。
そうしているうちに視野が広がり、
「どうしてもあの人じゃないとダメ！」
という気持ちも薄れ、
今の夫と付き合うようになりました。
夫はすごくメンタルが安定している人なので、
私は夫の前だと安心して素の自分が出せるのです。
メンヘラになりがちな方は、
相手選びも気をつけなければなりません。
同じメンヘラ男性を選んでしまうと、
よけいにメンタルを病んでしまいます。
いわゆる「めんどくさい」男性は要注意です。
恋をしていると理性がきかなくなるので、
相手を見極めるのはなかなか難しいかと思います。
が、条件的に多少の難があっても、
素の自分でいられる相手が一番なのではないでしょうか☺
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